和歌山市について

 このページでは、この水族館を整備すべき和歌山市の 現状や課題を交えながら、なぜ水族館を整備すべきなのかを解説していきます!

和歌山市はどんな街?

和歌山市がどんな街なのかを一言で表すと、ずばり 海都です!
和歌山市の歴史を簡単に見てみると、その理由がわかります。

時代 海との関わり
古墳時代 日本一の古墳群・岩瀬千塚古墳群に眠る海の民
奈良時代 和歌の聖地として称えられた和歌浦が『万葉集』に登場
平安時代 清少納言の『枕草子』で和歌浦が登場する
戦国時代 南蛮貿易を行っていた鉄砲隊・雑賀衆の本拠地
江戸時代 海上交通の要として設置された徳川御三家・紀州藩の城下町
平成 「花と緑の海都WAKAYAMA宣言」が和歌山市議会で議決される
和歌山市のイメージ図

おおまかですが、こんな歴史をたどった街が和歌山市です。

そう、和歌山市は古代から海と共に発展してきた歴史を持つ街なんです!

まさに「海都」という訳ですね~

和歌浦って?

そんな海都・和歌山市には、平城京や平安京の都人たちから愛された風景があります。
それが、水族館の名称にもしている
和歌浦です。
奈良時代に聖武天皇がその風景に感動したことをきっかけに、 和歌の聖地として知られるようになった景勝地です。
奈良時代当時の風景とは大きく変化しましたが、 中心となる和歌浦干潟は未だに姿を留めています。 他にも和歌浦には歴史上多くの人が足跡を残し、 景勝地という理由から多くの寺社仏閣や庭園が建てられてきました。

観海閣

写真提供:(公社)和歌山県観光連盟

芦辺橋

写真提供:(公社)和歌山県観光連盟

不老橋 天満宮

この「和歌の浦」は日本遺産にも登録されています。ホームページはこちらからどうぞ!

ただ、はっきりと言いましょう!この和歌浦は全国的な知名度はほとんどありません!
悲しいですが、、、

要は、この和歌浦は古代から聖地として称えられてきた海の風景なんです。 日本らしい水族館を整備するならば、まさに最高の場所と言えます。 他にも、この和歌浦に日本らしい水族館を整備できれば、 全国的に和歌浦を認識しやすくなるのではという二つの理由から、 このサイトの水族館の名称にあえて「和歌浦」を付けました

和歌山市周辺の水族館は?

次に、関西の水族館とその位置を確認しておきましょう。

関西の水族館の位置

※和歌山市のとなり、海南市には水族館ゾーンを有する和歌山県立自然博物館があるのですが、 老朽化がかなり進んでいることから、作成者は移転すべきと考えているのであえて書いていません。

関西の水族館の特徴を見ていくと、

  • 周辺地域に生息する生物に特化した小規模水族館
  • 世界中の生き物を集めた大規模水族館
  • 「体験」や「映え」を意識した都市型水族館

の、おおよそ3つに分類できると思います。

そう、日本文化を象徴する地域である関西地方ですが、 日本らしさを前面に押し出した水族館は未だにありません! これは地域性を考えると非常に勿体ないと言えると思います。 ならば、日本らしさを前面に出した水族館を、 海と発展してきた歴史を持つ和歌山市に整備することは、 関西地方全体で見ても大きな意味を持つのではないでしょうか。

更に、関西の水族館は日本を代表する施設も多いので、新たに水族館を整備するならば差別化は必須です。 特に和歌山市は「海遊館」と「アドベンチャーワールド」の間という地理的要因からも、 世界中の生き物を集めた大型水族館では差別化を図りづらくなります。

関西という地域性、更には差別化と地理的要因といった理由からも、 日本らしい水族館を和歌山市に整備することは、決して馬鹿げた話ではないんです!

和歌山市の現状・課題

和歌山市は関西空港からも近い街なのですが、 やはり京阪神エリアには経済力も集客力も勝てないのが現実です。 さらに、雨天時の観光スポットも少ないのも課題のひとつと考えられます。

和歌浦についても、景色はいいのですが、景色を眺める場所が整備されていなかったり、 少し離れると雑多な街並みが広がるといった課題も多く、 現状では残念な観光地と言えます。悲しいですが、、、

和歌歌の雑多な風景

それに加えて、標高が低い土地も多く、現状のままでは南海トラフ地震の際に浸水被害が拡大する恐れも高いです。 なので、土地のかさ上げといった大規模開発も行うべき場所でもあります。

(和歌の浦エリアの津波ハザードマップは和歌山市ホームページ/ハザードマップをどうぞ)

また、市内とその周辺で若者が楽しめる場所やデートスポットも不足しています。 市内の学校に通う学生たちの憩いの場も整備も急務と言えるでしょう。

そして何より、和歌山市には何もないと感じている市民が多いことが一番の課題でしょう。 「海都」というイメージも市民には全く浸透していないが現実です。

これらの課題を一手に解決できるかもしれないのが、水族館です!

  • 関西空港から最も近い水族館になるので、観光客誘致に大きく貢献すると期待できる
  • 天候に左右されない屋内施設
  • 京阪神にも気後れしない強烈なインパクトを与えられる
  • 和歌浦エリアに拠点が整備されれば観光の活性化が期待できる
  • 和歌浦干潟を眺められる場所に整備できれば、日本遺産事業にも寄与できる
  • 大規模開発として多くの事業を多角的に進めるきっかけとなる
  • デートスポットとしても機能する
  • 「和歌山市=海都」というイメージを市内外に発信しやすくなる

などなど、様々なポテンシャルを有しています!

日本らしい水族館を和歌浦に建設することで、 観光客増加や開発を行えるなどの経済的恩恵の他にも、 「和歌山市=海都」という イメージの具体化を広い人々に対して行うことが出来るんです!

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